学生ローンの内情

学生ローンは特殊な貸金業者である。
「学生専門」という発想は、なかなかできるものではない。
収入面でも不安があるし、貸し付ける相手が学生というのは世間的にもよろしくない。
したがって、大手消費者金融は表向きでは学生に対する融資の取り扱いを広告していない。
「表向き」というのは、実際は学生にたいして融資を扱う消費者金融は、実は多いのだ。
以前、コマーシャルや雑誌の広告などで、「学生には融資できません」という文言が入っていたものだ。
もちろん、これは今では表示されていないが、そこまで徹底して学生に対する融資が行われている事を、ひた隠しにしていたのである。

しかし、学生ローンは堂々と広告宣伝をしていた。
それも「学生専門」でだ。
正直、学生ローンというものが出てきた時、これほどまで健闘するとは思っていなかった。
まず無理だろうと考えていたのである。
まず顧客の勧誘に手間取るだろうし、世間の目というものもある。
当時は、よくこんな発想が出たものだと感心もしたし、驚くばかりだった。

ところが、学生ローンの仕組みには緻密な計算がある事に気が付いた。
学生はその身分故、他でローンを組む事が難しい。
ということは、多重債務者になりにくいとも言えるのだ。
しかも、学生にはまだまだ面倒を見なければならない親がいる。
万一の場合、「肩代わりしてもらえるかもしれない」という期待があるのかもしれない。
そういった期待があるかないかはわからないが、実際にそういったシーンはあるのではないだろうか?
もし、そこまで計算してのものだとしたら、学生ローンはリスクの少ない最強の消費者金融なのかもしれない。
これは完全に筆者の憶測だが、後者はどうかは別として、前者、すなわち多重債務者になりにくいという点は鉄板であろうと推測する。
学生ローンなど貸金業者の最大のリスクは貸し倒れである。
これは多重債務者ほど確率は高くなるので、学生ローンはそのリスクがないのが最大の利点といえるだろう。
多重債務者に陥りやすい人は、職業が公務員や上場企業など、手堅い仕事をしている人だ。
審査が通りやすいからである。
学生ローンはむしろこういった人々は避け、市場を学生専門に絞ったのが吉と出た恰好だ。
企業が成功する秘訣は、競合を避け、オンリーワンに徹する事である。

●学生ローンは家族構成を重要視している可能性も
学生ローンは家族構成を重要視している可能性がある。
先の件もそうだが、例えば兄弟が多い場合などはどうだろうか?
子供がたくさんいればいるほど、金がかかる。
その子供が学生ならなおさらだ。
学生ローンからすれば、兄弟はいない方が良いのかもしれない。
あくまでも憶測の域ではあるが…

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